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18日のランチはメレ・アキさんから紹介していただいたビーガンカフェに行きました。

 

Chez Simone

 

ビーガンとは完全に動物性のものを使わない食事です。

ベジタリアンって言うのは、vegetusが語源でより良く生きるための食事みたいな意味で、野菜を食べるって事じゃないんですね。

より良く生きるための食事が肉とか魚とか控えたってことで、だからベジタリアンと言っていても魚や卵、牛乳使うことがあるんです。

ビーガンは完全に動物性不使用です。

ゼラチンとかも豚や牛の骨の抽出物だから使わないってくらいこだわります。

私が普段、自分で作って食べているのも、私の料理教室で教えているのもビーガン料理です。

特別な時でないと動物性のものは食べないです。

動物性無しでも美味しいし、心も身体も満たされるし、思考がクリアーになります。

 

 

今回のフランス旅行の目的にビーガン料理のブラッシュアップがありましたので、こちらのカフェはどうしても行きたいお店でした。

アキさんに紹介していただいたお店は日本人女性が1人で料理を作っていらっしゃいます。

フランスで”料理の仕事で活躍される日本人女性”と言うとこにもとても興味がありました。

 

ホテルからウバーに乗り近くまで行きます。

通りに面していないようなので分かりにくかったのですが、近くの人に聞いたりしながら辿り着くことができました。看板らしい看板がないのですが、中に入るとスポーツジムと併設されたビーガンカフェがあります。

キッチンにシェフのTakakoさんがいらっしゃいました。

店内は自分の家にいるみたいにくつろげるようになっています。

いくつかのパートに分かれていてテーマが違っていてどこの部屋も素敵です。

スペースレンタルしていてワークショップ、撮影や企業のプロモーション会場として使われることがあるそうです。

私たちが食事したお部屋も小物とか壁の色とか全部かわいいです。

料理はランチセットを注文しました。

 

 

内容は

カリフラワーライスサラダ(カリフラワーをご飯に見立てて食べるのが流行っているそうですよ)、ナスのグリル、黒オリーブのペースト、トマトバジルマリネ、黄色パプリカコリアンダークミン味、赤パプリカオリーブオイルソテー、グリーンオリーブペースト、

カラフルで見るだけで元気が出ます。

私は体にいいだけじゃなくで心を楽しませる料理を作りたいので、とても参考になりました。

シェフのTakakoさん、渡仏20年近くになるそうです。

いろいろなご縁を経てこの春からここのお店働いているそうです。

海外でお仕事されるには、大変な事があったと思いますが、それを感じさせないとても柔らかな印象を受けました。

Takakoさんのポリシーはビーガンである事、なるべくビオの食品を使うことだそうです。

お店で使う食材は毎朝ご自分で買いに行かれているそうです。

ご自分の目で見て納得できる物しか使わないこだわりです。

さらに、Takakoさんはレギュラーフードと変わらないクオリティをこだわりとされているそうです。

Takakoさんが作るビーガン料理が「体にいいから」食べてもらえるのではなくて「おいしくて、自分では作れないような手間がかかっている」と思ってもらえるように料理されているそうなのです。

また、海外で自分の力で仕事を得て生活して行くには大変なことだと思います。

それについてTakakoさんは「努力と準備は裏切らない」とはっきりとおっしゃいました。

毎日、「私今日もやりきったー!」と言えるまで気になっていること、やるべき事をやり尽くすそうです。

その積み重ねがご自分の自信になり、周りからの信頼になるとお話しくださいました。

さらに海外でやって行くために「耐震構造のビル」でいるとおっしゃっていました。

それは強さだけでなく柔軟なしなやかさを持ち合わせると言うことです。

トラブルや急な予定変更なんて日常茶飯事。

それにいちいち怒っていてもしかたない。

とりあえず「OK」と言って、どうしたらいいのかその時のベストを見つけて行くそうです。

力強く生きるって「かたさ」じゃなくてフレキシブルな自分の芯を持つことなのだと思いました。

Takakoさんにお会いして、私が理想とするビーガン料理を食べさせていただき、海外で自分らしく生きている姿を見せていただきました。

Takakoさんから学んだパリビーガンとパリの生き方のエッセンスを日本でお伝えしたいと思います。

 

 

たかこさんオリジナルローチョコレートケーキ。しっかり甘くて濃厚で舌の上で溶ける感じは普通のガナッシュクリームのようです。もちろんビーガンでシュガーフリーなのです。

ビーガンだから、シュガーフリーだから、って言うのが全く関係なく、シンプルにおいしいから食べたいと思う衝撃的なおいしさでした。

パリの「Chez Simone」に来ないと食べられない!

 


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