手間をかけたぶんだけおいしくなる、栗の渋皮煮

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料理には2種類あって手間をかけない方がおいしいものと手間をかけた方がおいしいもの。栗の渋皮煮は完全に後者。仕上がるまで何度も何度も手を掛けます。砂糖をたくさん使うのでこれまで敬遠してたけどこれは砂糖無しでは生まれないおいしさ。手間暇かけても砂糖をたくさん使っても食べたいおいしさだと思う。作り方は単純なんです。鬼皮をむいた栗を、重曹で渋抜きして最後に砂糖で煮ます。手間をかける料理は作り方がわかれば多分、誰にでも失敗なく作れます。手間を掛けない料理のほうが、コツとかテクニックとか経験による瞬時の判断が必要かも。渋皮煮は単純だけど、一つ一つの作業に手間がかかる、暇な人の料理かもしれない。いや、いや、暇であったとしても面倒くさいと思ってしまうとこの美味しさには辿り着けません。渋皮煮の美味しさを味わいたい!という強い欲求がなければ、仕事から帰ってきて家族5人分の洗濯物を家の中に入れて、たたみ終え一休みする間もなく娘から算数のノートがない~と言われて日が沈んでから文具店まで走り栗ご飯を食べたい腹の要求に応えるため、栗の皮むきをしつつ渋皮煮をコトコト煮ようなんて思わない。。。重曹で煮ると余分な渋皮が浮いてきます。水にさらしながら、一粒一粒、、、実家から送ってもらった栗。今年の栗は大粒で一粒よりも一個と言ったほうがしっくり来ます。水にさらしながら、一個一個、ていねいに洗います。かたい筋は爪楊枝を使って外します。ここを面倒くさがると、いくら甘く煮ても渋い味が勝ってしまいます。ざつにやってもダメで、渋皮が破けてしまうと、砂糖で煮た時に中までグズグズに煮えてしまい渋皮煮のおいしさは60点になってしまいます。砂糖はぜいたくに粗製糖を使いました。煮詰めるほどにコクが出るけど黒糖ほど主張がないのがいいです。仕上げに沖縄のラム酒で香りをつけます。一個でしっかり主役のスイーツ。この手間は、値段がつけられない。作った人が味わえる世界です。

〈栗の渋皮煮〉

①栗は渋皮をむかないようにして鬼皮だけをむく。
②鍋に栗とたっぷりの水、重曹を小さじ1/2ほど入れて30分コトコト煮てシブを出す。
③水にとって浮いてきた筋をていねいに取りのぞく。②と③の作業を3回行う。④きれいな鍋に栗を戻し、ひたひたの水と砂糖とひとつまみの塩を入れて1時間ほどかけて煮詰めてゆく。今回砂糖の量は栗600gに対して200gです。粗製糖は上白糖よりも甘さが優しいです。
⑤仕上げにラム酒を小さじ2杯ほどかけてアルコールを飛ばしたら出来上がり。

注意!渋抜きしたときの煮汁は服につくと取れないのでエプロンをしてくださいね。私、白いシャツに赤茶色の水玉模様がついちゃいました、、、

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