タケノコを食べたいな~と思っていたら
届けていただきましたw
旬の物を食べられるって幸せ。
そのうち、自分で採りに行く醍醐味も味わいたいものです。
タケノコを最大限においしく食べる方法は
採ったらすぐに火を通すことです。
タケノコは採った直後から全体にエグミが回り、時間が経てばたつほどエグミが増してゆきます。
採った日に持ってきていただいたのでおいしいうちにと、すぐに茹でました。
生のタケノコの下茹で、難しいと思っている方が多いんじゃないかな~と思ったので、茹で方を紹介しますね。
①外側の皮を2~3枚むきます。泥のついた皮を取ってください。ここでは茶色い固い皮を全て取らなくていいです。
②タケノコの下の部分と頭の先の部分を切り落とします。下は泥がついているところと筋っぽく固い部分を切ってください。頭の先の部分は、たけのこの大きさにもよりますが上から5㎝くらいのところで切ってください。
上も下も茶色い固い皮が付いたままで切るのでちょっと力がいります。包丁の扱いには十分気を付けてくださいね。
上下が切れたら皮の上から縦に切り込みを入れてください。この切込みはタケノコの実まで到達していなくても大丈夫です。切り込みを入れておくことで茹で上がってから皮がむきやすくなります。
③なるべく大きな鍋にタケノコを入れて、水をひたひたに入れます。エグミを取るために糠も入れて一緒に煮ます。(糠は玄米を精米したときに出る粉のことです。)糠が手に入らなかったら、米のとぎ汁で代用できます。
あら、大変!米のとぎ汁を取っておくのを忘れてしまいました。そこでお米を一緒に入れて煮ることにしました。大さじ1~2杯が目安です。
タケノコのエグミの素はシュウ酸という物質でアルカリ性で中和されるそうです。茹で汁に糠やお米のとぎ汁を入れることでアルカリ性になるためタケノコのエグミが気にならなくなるのですね。糠や米のとぎ汁にはデンプン質が含まれるので、灰汁を吸着する効果もありそうです。
それなら、お米を入れて煮ても同じような効果が得られると思います。
もちろん、糠が手に入るときは糠を入れて煮ると良いですよ。糠の酵素がタケノコをやわらかくするとか。それに、糠の風味がほんのりついたタケノコはとてもおいしいですよ。
④大きなタケノコは1時間くらい、小ぶりなものは30分くらい茹でてください。
茹でたら、煮汁に入れたまま冷まします。
⑤半日ほど置いて煮汁が冷めたら、茶色い固い皮をむいて流水でよく洗ってください。タケノコの下茹での出来上がりです。
食べやすい大きさに切って好みの味付けで煮ます。
今日は醤油と酒とかつお節で煮ました。
かつお節のうま味でタケノコの渋みが気にならなくなります。
姫皮と呼ばれる先の方は柔らかくておいしいので固い皮と一緒にむいてしまわないように気を付けてください。細く切ってすまし汁に入れるのが私の好きな食べ方です。
歯ごたえの良い、生のタケノコのおいしさを知っていただきたいので是非やってみてくださいね。