私のミッション
「この世界にヴィーガン食を1食でも増やすこと」
ヴィーガン料理とは動物や魚の肉、乳製品、卵を一切使用しない料理のことです。
私は動物性食品を一切食べないヴィーガンな人を増やしたいのではありません。
ヴィーガンな食事を増やしたいのです。
なぜなら、日本には廃棄される食品がとても多くて、その中でも動物の肉が捨てられることがとても心苦しいからです。
ヴィーガン食を増やして動物の肉が捨てられることを減らす、というのが私の思いです。
私は病院給食の現場で10年以上働いてきました。
その中で毎日廃棄される食べ物を見るのがとても嫌でした。
特に肉や魚の料理が捨てられることが心苦しかったです。
ブタさんや魚さんは捨てられるために殺されたのではないのに。。。
ブラジルで育った鶏さんや深海で生きる魚さんが、何千キロの旅をして日本にやってきたはずなのに、食べられずに捨てられてしまっている。
患者さんの症状で食べられない日があることは、もちろんあります。
でも残食があるのは、他にも理由があると思います。
鮮度が落ちていること、生育方法が適切でないこと、保存などのために食品以外のものが添加されていることなどから、食品のもともとの味が良くないことが残食の一番の理由だと思います。
病院の食事でなくても、最近は食べ物を簡単に捨ててしまう人があまりにも多いと思います。
食べ物への感謝の気持ちはどこに行ってしまったのかと思います。
私は食べた時に湧き上がるような喜びを感じられないような食品が多いことが原因だと思っています。
動物の肉は味が落ちやすく、植物性の食品よりも短い期間で捨てられてしまいます。
私は動物たちの肉が捨てられることを減らしたくて、ヴィーガン料理を食べる機会を増やしたいと思って活動しています。
野菜だっておいしくなければ残されてしまいますから、美味しい野菜を選びます。
固定種野菜やオーガニックの野菜を選ぶのはそのためです。
野菜だけでなくその他の農産物や伝統製法の食品にこだわるのはおいしさのためです。
今日はワンデーカフェを開催して15食のヴィーガン料理を作りました。
みなさん一粒残さずキレイに食べていただきました。
ヴィーガン料理を作って食べてもらうのは私の一方的な思いだと思っていたけど
みなさんが美味しいと言って食べてくださる様子に、湧き上がるような喜びを感じて頂いてるに違いない、と嬉しくなりました。