第11回飯能プランニングコンテストで優秀賞をいただきました。
内容は「飯能の宝石・固定種野菜魅力発掘ガイドBOOK」と言って固定種野菜の魅力をお伝えできる冊子の作成です。
各方面から期待のお声をいただいていますので今年中には発行したいと思っております。
そこでこれから、このブログで固定種野菜の魅力を少しずつお伝えして行きたいと思います。
この記事は自然農を営む小島農園さんのご協力のもと書いています。小島農園について
今回ご紹介するのは『黒田五寸人参』
この人参の魅力は、ザ・ニンジンと言いたくなる“香り”だと思います。
ちょっと強めの香りは、子供の頃に食べたニンジンを思いださせてくれます。
甘みもしっかりあります。
肉質はとっても瑞々しいです。
色は明るい赤みのオレンジで、お料理にかわいらしさを出してくれます。
生で、香りを生かしてもいいし
火を通して、甘みを引き出しても、どちらでもおいしく食べられます。
小島農園さんから詳しいお話しを聞いていますので、紹介します。
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長崎の黒田五寸人参は、大正末から選抜を繰り返して育種された品種で、昭和48年には全国の人参生産の5割を占めたほどのメジャーな人参だったそうです。
7月8月に播いて10月ごろから収穫できます。
寒さに強くて、一番寒い1月2月は甘みがのって、フルーツのような味わいになります。
生でポリポリたべるのがおすすめです。透明感があって、オレンジ色が濃いものが特に美味しく感じます。
人参は、9月10月に間引くのですが、このときの間引き人参の葉っぱのおいしいこと。手間がかかるし、鮮度が落ちやすいので市場に出回りません。かき揚げ、ふりかけ、白和え、ジェノベーゼなど楽しめます。
ちなみに、7月まきの人参は、夏の日照りにあうと発芽しなかったり、発芽しても乾燥して枯れてしまったりします。草にも弱いので、草取りもしっかりしないとです。これらの条件をクリアしたときに、おいしい人参を食べることができます。 とても手間がかかっているのです。
固定種の特徴として、人参の花の可憐さも紹介したいところです。白いきれいな花が咲いて、匂いも甘くていい匂いです。たくさんの虫が匂いに呼ばれてやってきます。
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そうそう、葉っぱもとてもおいしいです。我が家でもかき揚げにしたり、チヂミにして食べます。
次は黒田五寸人参を使ったおススメレシピをご紹介します。
①5分でできる、オリーブオイルの香りをまとうキャロットラペ(人参の千切りサラダ)
千切りにしたニンジン1本につき小さじ1/2の塩をふり、なじませます。
オリーブオイルを適量、混ぜたら出来上がり。
好みでレモン汁をかけてもいいです。
黒田五寸人参の強めの香りをオリーブオイルが和らげて、簡単なのにとても上品なサラダになります。
②甘み引き立つニンジンキンピラ
棒状に切ったニンジンを多めの菜種油で炒め味付けは醤油のみです。
詳しいレシピは「野菜料理大図鑑 続・野菜だけ?」に載っています。
クルミは薄切りにするのが私流。
鰹節っぽく見えて、ニンジンによく絡んで食べやすいです。
ニンジンに多く含まれるビタミンAは脂溶性ビタミンなので油が吸収を助けてくれます。
栄養的にもおいしさもバッチリの料理です。
ぜひお試しあれ♪
追伸。。。
人参の千切り、カッコよく切れてますか?
人参がカッコよく切れるようになる動画を作成しようと思います。
出来上がったらこのブログでお知らせしますね(^^♪