こんにちは
元気にハタラク(傍楽)100歳を目指す
管理栄養士のあらいともこです
今回もいただきましたお悩みにお答えします。
ご質問:子供(27歳)の顔に吹き出物が沢山出来ているのですが食事でなにか改善できることがありますか?
成人された大人の方の場合、私でしたらまず、このような事をお聞きします。
①チョコレートやクッキーなど油脂の多い市販のお菓子をたくさん食べますか?
② 甘い飲み物を飲みますか?
③モヤモヤと思い悩んで心の澱(おり)が溜まっていませんか?
この3つは成人の吹き出物の原因になりやすいと思っています。
人の体をちくわと考えてみてください。
ちくわの片方を「口」反対側が「肛門」です。
穴の内側は食道や、胃、腸です。
外側の焼き目がある方が皮膚です。
外側の皮膚が内側の消化器の表面とつながっていることがイメージできますか?
インターネットで「竹輪 人間の体」と検索したらこんな画像が出てきましたのでお借りしました。
人体ちくわ理論なんて言う記事も
http://d.hatena.ne.jp/meuto/20061030
そう考えると顔の吹き出物や体に皮膚トラブルがある場合、
「体の内側に炎症などのトラブルが起きている」と考えられます。
便秘や下痢を起こしている時、肌に艶がなくなったり湿疹が出来ることはありませんか?
胃が痛くなると口元に吹き出物ができませんか?
肌の吹き出物などのトラブルは消化器系に炎症などの問題が起きているサインと思ってみてください。
肌=皮膚は、体を覆い保護する機関という役割がありますが排泄機関でもあります。
体内の余分なもで、便や尿で出せないものを出す役割があると思っています。
私が考える、便や尿で出せないものとは、体が消化して代謝できないもの、人間の体の仕組みにあっていないものです。
科学的に合成された添加物や薬品に近いものが当てはまると思っています。
見方を変えると、皮膚トラブルは体に必要ないものを、体内に溜め込まず、どうにかして体外に排出した結果です。
不必要な物が体内に溜まっていったら大きな病気に繋がってしまうかもしれません。
「皮膚トラブルは自分の命を守るために起きている」
そう考えてもいいと思います。
さて、皮膚トラブルが
①消化器系の炎症のサイン
②体に不必要なものを排泄した結果
だとしたらどうしたら良いでしょう?
そこで冒頭の質問が出てきます。
チョコレートは主に油脂と砂糖でできています。
成分表示を見ると、植物油脂、ショートニング、と書かれていることが多いと思います。
ショートニングやマーガリンは通常、液体の食物油を人工的に常温でも固形になるようにしたものです。
トランス脂肪酸の問題もありますが、私は常温で溶けない油脂は消化するのに大きな負担がかかると思っています。
油で汚れたお皿をイメージするとわかりやすいと思います。ベタベタ汚れ、水だけではなかなか落ちませんね。
常温で固形の油の中でも特に人工的に作られた油は体に合わず、消化しきれないと皮膚を通して排泄されているような気がします。
そして、脂肪分の多い食品にはほとんどの場合、乳化剤が使われています。
乳化剤は油と水を界面活性させて混ざりやすくする添加物です。
乳化剤は油汚れを落とす洗剤と同じ働きがあるのです。
私はこの乳化剤が人の細胞や腸内細菌に良くない影響があると思っています。
なぜなら、細胞の細胞膜の主な成分はリン脂質という脂質です。
私は体内の細胞や体内に共存する細菌が乳化剤の影響で壊される事があると思っています。
それが消化器系の炎症の原因になっていると思っています。
私は蕎麦アレルギーがありましたが、食を見直してから蕎麦アレルギーでは無くなりました。その理由はいくつかあるとあると思いますが、乳化剤を含む添加物を避けるようになったことが一番の理由だと思っています。
飲み物に限らず、甘い食べ物で砂糖を使っているものも含みます。
精製された砂糖はエンプティーフードと呼ばれ、微量栄養素をほとんど含んでいません。
上白糖の栄養成分を見ると純粋な炭水化物であることがわかります。
食べ物の栄養は様々な栄養素が連携することで代謝されます。
特に微量栄養素と言われるビタミンやミネラルは炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素の代謝に欠かせない大事な栄養素です。
砂糖のような微量栄養素をほとんど含まない食品は体内に入ったときに、
体内に蓄えられていた栄養素を使って消化されます。
これが続くと体内は微量栄養素が不足して、エネルギーの不完全燃焼が起きると言われています。
代謝に必要な栄養素が不足することは体の調子を狂わせ、細胞の代謝もスムーズに行われません。
肌細胞の代謝も低下すればターンオーバーが乱れ肌が荒れることになります。
また、多量の糖は血糖値を上げます。
血糖値が高い状態が続くことは血管、特に毛細血管に負担をかけますので
体の隅々に栄養が行き渡らなくなり、結果肌トラブルの原因になると思っています。
思い悩む事は生きてゆく上で欠かせないこと、呼吸をするようなものだと思っています。
思い悩むことで生きている実感があると思えば喜びにもなりますが、大抵の場合は苦しいものです。
その状態が長く続くと、様々な不調の原因になるのは経験的にみなさんが存知だと思います。
ストレス、というと目に見えない何かが作用しているような気がしますが、
私は何かしらの物質が生まれていると思います。
「思考レベルの悩み」が量子から見える形にまでなると思うからです。
そういった悩みというものが浮き出てきて肌のトラブルになることもあると思っています。
冬に時期、乾燥すると細かい傷ができ、そこから湿疹などのトラブルが起きることもあると思います。その時は外側からの保湿や油分を補うことが有効です。
しかし肌の再生能力が高ければ、慢性的な吹き出物にはなりにくいと思います。
まとめになりますが、肌トラブルを食べ物から見直すなら
①添加物や人工油脂を含む加工食品の摂取を控える
②砂糖など精製された甘味料の摂取を控える
ことをおすすめします。
お買い物されるときは裏返して食品の表示を見て、よくチェックしてみてください。
(①②を避けようと思うと買える商品がなくなると思います…
それくらい、私達の身の回りの食べ物の多くは疑わしいものなのです。)
私は心や体の不調を食事や生活習慣で改善したい方のお役に立ちたいと思っています。
ぜひ、ご質問をお寄せください。
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