中村隆市さんによるフェアトレードについての講演に行ってきました。
中村さんはエクアドルのインタグコーヒーなど有機栽培フェアトレードコーヒーの販売をされていて、産地での有機農業や環境運動にも取り組んでおられます。
私はフェアトレードについて「なんとなく良さそう…」と思っていましたが、実はどのようなものかわかっていなかったので
今回はフェアトレードに直接関わる中村さんからお話を聞けるのを楽しみにしていました。
そして、世界で起きている問題で私が関わっていることは何なのか?私が行動を変えることで解決できることがあるのか?知りたいと思いました。
講演内容は、有機栽培フェアトレードコーヒーを販売することになった経緯や活動について。
「森を守る有機コーヒー」のベースにあるのは当たり前にあることが当たり前でなく素晴らしいことなんだという思い。
三浦梅園の
「枯れ木に花咲くに驚くより、生木に花咲くに驚けり」
という言葉を紹介してくださいました。
今回集まった参加者の共通の思いは、「次の世代のために自然を守るんだ」そんな思いの方たちが中村さんのお話を聞きに集まったように思います。
自然と共存することがいかに素晴らしいことか、気づいた人が信念をもって行動してゆくことなんだと勇気をいただきました。
もう一つ三浦梅園の言葉を紹介してもらいました。
独り占めの経済「乾没」
本来の経済「経世済民」
世の中を平和にして民を救う経済
中村さんから「本当は何が皆の幸せになるか伝える工夫をしてゆくことが大事」
とアドバイスをいただきました。
近いうち、気づく人は増えるという希望。
でも日本の教育は自分で考える人を作らないようにする教育。
ここも、気づいた人から体現して行くことなのだろうと思います。
適切な教育を受け、それぞれが自分の頭で考え、考えたことに従って行動することが世界平和への道なのかもしれない。
私は有機的な食事を大切にしたい。
なぜならば、私を含む全ての生命を大切にすることだと思うから。
そのために、私は自然の仕組みに沿った食品を選びおいしく料理します。